ギャンブル性が高い余剰資産である仮想通貨の可能性を模索する

オンラインギャンブルは余剰資金でやる、という俺の基本的なスタンスはこれからも変わらない。
つまり、重要なのは「軍資金」とイコールでむすばれる「余剰資金」をいかに確保し、増やしていくかということだ。
むしろ、オンラインギャンブルをやることより、余剰資金を増やすこと自体に俺の目的があり、この目的が達成されさえすれば、オンラインギャンブルからは手を引いてもいいくらいなのだ。
「軍資金=余剰資金」という観点でみたときに、手軽にそれを増やしていく方法の答えとしては「仮想通貨への投資」というものが最適解として浮上してくる。
仮想通貨への投資による余剰資金の獲得は、単に資金を増やすということにはならず、「オンラインギャンブルで使用可能な資金を増やす」という意味でもあるため、「軍資金=余剰資金」という考えにも合致する投資なのだ。
なぜ仮想通貨が「軍資金=余剰資金」になるかというと、仮想通貨が、現在、オンラインギャンブルで使用可能な「入金して利用できるギャンブルマネー」でもあるからだ。
この点が、オンラインギャンブルに入金不可能な「株」などの投資商品と、仮想通貨の決定的な違いだろう。
そこで今回は「軍資金=余剰資金」としての仮想通貨への投資に着目し、そのオンラインギャンブルにおける可能性を模索していくことにしたい。
仮想通貨は価値が変動するギャンブルの軍資金である
仮想通貨を「オンラインギャンブルの軍資金」という観点から見たときに、リアルマネーとは違うユニークなポイントとして、「価値が変動する軍資金である」というものが挙げられるだろう。
仮想通貨というのは、仮想通貨における相場に応じて日々価値を激変させている投資商品である。
「今日の高価値が明日の暴落」あるいは「無価値だった銘柄の突然の価値上昇」というような変動がめまぐるしく展開される仮想通貨は、投資商品としての難易度が高いともいわれている。
仮想通貨への投資はどちらかというと「投機」としての性格が強く、仮想通貨による余剰資金の確保は、俺個人の拡大解釈でいうならば「合法で遊べるオンラインギャンブル」ともいえる行為である。
仮想通貨への投資で手に入れた「軍資金」をオンラインギャンブルに入金するというプロセスは、「限りなくオンラインギャンブルに近い投資で手に入れた軍資金を、さらにオンラインギャンブルに投入する」という入れ子構造のようなものになっているといってもいいだろう。
そして、その「オンラインギャンブルに入金可能な軍資金」は、相場に応じて価値を変動させるというオマケつきなのだ。
仮想通貨によるオンラインギャンブルの入金は「仮想通貨の価値が高いとき」に行えばより有利になるため、価値変動がほとんどないリアルマネーでの賭けと比較した場合に、「流動的な軍資金による賭け」であるため、よりギャンブル性が強い状態でオンラインギャンブルを遊ぶことができる。
また、仮想通貨を元手にしたオンラインギャンブルでの勝利金を保有しておいて仮想通貨の価値が高騰しているときにリアルマネーに変換すれば、勝利金以上の利益を得ることも可能であり、これこそが、仮想通貨の投資および仮想通貨の入金によるオンラインギャンブルのメリットである。
オンラインギャンブルへの入金が仮想通貨に限定されつつある状況
仮想通貨によるオンラインギャンブルへの入金が注目に値する理由としては、オンラインギャンブルの入金方法が仮想通貨に限定されつつあるという状況も無視できないだろう。
現在、オンカジを代表とする「海外送金」が不可避のオンラインギャンブルにおいて「銀行振込による入金・出金ができない」という状況が整いつつある。つまり、リアルマネーでは遊べない傾向が強まっているということだ。
銀行振込による海外送金による銀行口座の凍結、また、海外送金の記録が残ってしまうことによる違法性の証拠の残存などは、喫緊の問題としてオンラインギャンブルのプレイヤーたちを悩ませている。
このリアルマネーでオンラインギャンブルが遊べないという状況は、まだすべてのオンラインギャンブルに広がっているとまではいかないが、それが「海外送金」を前提とするすべてのオンラインギャンブルに適応されるのは時間の問題である。これが、多くの人に共有されている未来予測であることはまず間違いない。
このような問題に直面したことで、仮想通貨という入金手段がクローズアップされ、注目を集めているという背景がある。
これまでリアルマネーで遊んでいたため、仮想通貨というものにまったく触れてこなかった人たちが、必要に迫られて、不慣れで未知な「仮想通貨への投資」による軍資金確保という選択肢を突きつけられているのが、オンラインギャンブルというジャンルの現状ともいえる。
この現状に呼応するように「仮想通貨対応のオンラインギャンブル」への注目が高くなり、オンラインギャンブル業界のなかの勢力図や人気なども変動しつつある。
今後のオンラインギャンブルは、仮想通貨の価値変動と連動する形で「仮想通貨が利用できるオンラインギャンブル」の価値それ自体も変動していくというような世界になっていくことが予想される。
そのため、実際にオンラインギャンブルで軍資金として利用するかどうかは置いておいても、仮想通貨への投資によって、ある程度の仮想通貨を「自由に使える余剰資金」として確保しておくということは、未来に備えた先行投資として有効であると考えることができるだろう。
さきほど俺は、「仮想通貨への投資はそれ自体が難易度が高い合法のオンラインギャンブルのようなものだ」ということを書いたが、これから仮想通貨に手を出して軍資金を手に入れようという「仮想通貨ビギナー」にとっては、その「オンラインギャンブル性」はひときわ強いものになるだろう。
仮想通貨への投資による余剰資金の確保のむずかしさ
仮想通貨への投資による「軍資金=余剰資金」の確保は、今後のオンラインギャンブルにおけるスタンダードな方法になっていくことが予想されるが、一方で、その「軍資金=余剰資金」の確保は、「確保や維持それ自体が難しい」という事実ばかりはどうすることもできない。
仮想通貨への投資は、株式などへの投資に比べて難易度が高いことは疑えない。
仮想通貨の相場変動への予想は、株式市場などに比べた場合に、投資商品としての歴史の浅さなども相まって理論が定まっていないこともあり、相当難しいとされている。
実際、仮想通貨への投資は、ある程度の経験をもった投資のプロともいえるベテランであっても二の足を踏むような「危険な投資対象」とされているし、歴戦の市場を潜り抜けてきた投資の猛者が仮想通貨の暴落によって破滅しているケースもかなりの多数にのぼる。
ずば抜けた投資センスを持つベテランでも苦戦することが避けられない仮想通貨というものに、「オンラインギャンブルに直接入金できるから」という理由だけでビギナーとして参入するオンラインギャンブルユーザーは、その参入自体でまず一つのリスクを背負いこんでしまうことになる。
仮想通貨ビギナーとして仮想通貨への投資を考えている場合、まずは「オンラインギャンブルに入金できるから」という目的を忘れ、「仮想通貨というオンラインギャンブルそれ自体」に向き合うという目的意識を持ったほうがいい、というのが俺の考えだ。要するに「覚悟を決めろ」ということである。
まず何より達成しなければならないのは、「仮想通貨の投資による仮想通貨の確保、および維持」であり、この「仮想通貨のめまぐるしい変動を見つめながらの仮想通貨の保有」自体がまず仮想通貨のビギナーには難しいということは否めない。
この難しさを無視して仮想通貨に手を出した場合、「仮想通貨をただ持っていただけなのに気がついたら大損失」というタイプの失敗談を語る人群れの人たちの一員として、仮想通貨という市場に参加するだけということにもなりかねない。
仮想通貨に手を出す場合は、慎重になるに越したことはなく、その初期の投資に関しては「失っても惜しくない余剰資金」で行うことが推奨される。
つまり、「仮想通貨への投資による軍資金=余剰資金の確保」のためには、「仮想通貨への投資が可能な余剰資金」がまず先行して必要となるということだ。
この「オンラインギャンブルで使用できる余剰資金の確保のためには、まずは先行する余剰資金の確保が必須」という点が、「限りなくオンラインギャンブルに近い投資で手に入れた軍資金を、さらにオンラインギャンブルに投入する」という入れ子構造とほぼパラレルな関係になっていることは注目に値するだろう。
仮想通貨が入金できるオンラインギャンブルの違法性
仮想通貨を「軍資金」として入金できるオンラインギャンブルについては、そのオンラインギャンブルの違法性という観点を抜いて考えることもできない。
そもそも、オンラインギャンブルにおける仮想通貨の投資が注目を集めるきっかけとなったのは、銀行振込などによるオンラインギャンブルの入金が難しくなり危険度も増したことにあることは、前述したとおりである。
つまり、「オンラインギャンブルへの入金」および「入金による賭博」の違法性によって「オンラインギャンブルをリアルマネーで遊ぶこと」自体が制限され、危険視されている状況のなかで、「仮想通貨への投資による軍資金の確保」という選択肢が出てきたということだ。
「仮想通貨への投資による軍資金の確保」という選択肢の登場は、あくまで「使用できる軍資金の問題」の解決でしかなく、「海外を拠点に持つ違法のオンラインギャンブルの違法性」それ自体の解決を意味するわけではない。
仮想通貨によるダイレクトな入金と、仮想通貨による賭博行為は、「仮想通貨の入金だから」という理由だけでその違法性がなくなるわけではないのだ。
海外に運営拠点を持つオンラインギャンブルが「日本国内の賭博法にてらしあわせて違法」であることと、「日本国内に居住する人間が日本国内から海外送金を行って賭博行為を行うことが違法」であるという圧倒的な事実のまえで、仮想通貨という選択肢は完全に無力である。要するに、「仮想通貨は免罪符ではない」のだ。
ここで、ようやく今回のテーマとなっている「仮想通貨への投資と、そのオンラインギャンブルにおける可能性」という地点にようやくたどりつくことになるだろう。
仮想通貨の投資は「違法のオンラインギャンブルの軍資金を確保するための手段」としては、その可能性がはじめから扼殺されているということだ。
では、仮想通貨への投資は、「オンラインギャンブルにおける可能性はないのか?」というと、それはNOである。
これまで繰り返し書いてきたように、仮想通貨への投資というのは「限りなくオンラインギャンブルに近い投資」であり「合法のオンラインギャンブル」とさえいえるようなものだ。
つまり、「仮想通貨への投資」という選択肢は、自分自身の余剰資産を増やしていく手段として、それ自体が「オンラインギャンブルにおける可能性そのもの」であるということである。
前項で書いたような、仮想通貨への投資を「オンラインギャンブルで利用できる軍資金のための投資」という目的でおこなう視点ではなく、その視点を棄却して「仮想通貨それ自体に向き合う」という視点にシフトすること。じつは、この視点変更こそが「オンラインギャンブルにおける可能性を直視すること」なのだ、と俺は考えている。
仮想通貨の投資とオンラインギャンブルのまとめ
- 仮想通貨への投資はベテランでも苦戦するほど難易度が高い
- 仮想通貨で海外運営のオンラインギャンブルで遊ぶ行為は違法
- 仮想通貨への投資は合法のオンラインギャンブルとして扱える
仮想通貨への投資の、オンラインギャンブルにおける可能性の模索をまとめると、以上のようになるだろう。
仮想通貨への投資は、仮想通貨の損失を被っても惜しくない余剰資金で行うのが必須である以上、まず初期費用として「余剰資金としてのリアルマネー」が必要となる。
「余剰資金としてのリアルマネー」で価値がめまぐるしく変動する投資商品を交換、確保、維持し、資産を増やしていくという行為は、きわめて「ギャンブル性」が高い行為であり、ほとんどオンラインギャンブルであるため、それ以上の「ギャンブル性」を必要としないようなものであるというのが、俺の考えだ。
「仮想通貨への投資で利益をあげる」ということに成功しているならば、その時点で「ギャンブルに勝っている」といえる。
その高い難易度で確保した勝利金を、さらに違法のオンラインギャンブルに使用して増やしていこうとするのは「やりすぎ」といったところだし、それが違法である以上、するべきではないことなのではないか、というのが俺のひとまずの結論である。